AHA2014より
ITALIC試験
DAPT 6vs24M ⇒ 有意差なし
ISAR-SAFE試験
DAPT 6vs12M ⇒ 有意差なし
TL-PAS試験:
DAPT=アスピリン+プラスグレル
12vs30M その後3Mアスピリン継続 ⇒ 有意差あり
MI/STに関連しないMIで有意差あり
大出血では有差なし
DAPT試験
DAPT=クロピドグレル2/3、プラスグレル1/3
DESはEESが半分
primary endpointで有意差あり
ただ、DAPT継続群で出血・死亡が多い
その原因は、心臓死でも出血・外傷でもない
baselineでの癌が有意差をもってDAPT群で多かったため?
DLSTの原因
PSS << neoatherosclerosis
つまり、不安定プラーク
MIの原因
これも不安定プラーク
DAPTがハイリスク症例の新規の心筋梗塞を予防した?
(5000例ほど同意撤回⇒ハイリスク症例だけ残った?)
DAPT+抗凝固療法
ESCのrecommendation
HAS-BLEDで分けて考える
0-2点 -6M:tri、6-12M:dual、12M-:OAC
3点以上 1M:tri、6-12M:dual、12M-:OAC
(tri:三剤併用、dual:クロピドグレル+OAC、OAC:ワルファリン)
DAPT中止後のSAPT(単剤抗血小板療法)は医療経済性を考え、クロピドグレルよりアスピリンにする(クロピドグレルの優位性を示したデータはCAPRIE試験のみ)。十二指腸潰瘍、ASO、脳血管疾患のみクロピドグレルにする。
冠動脈疾患に対するワルファリン(メタアナリシス)
Oral Anticoagulant Therapy in Patients With Coronary Artery Disease: A Meta-analysis
効果は同じだが、ワルファリンでは出血が多い
ACS二次予防でのリバーロキサバン
Rivaroxaban in Patients with a Recent Acute Coronary Syndrome
イベントは減るが、出血は増える
演者:千葉大学 小林欣夫先生