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アデムパス WEBカンファレンス 2014.10.22

BPA時代のCTEPH診断・治療の最前線
-最新イメージングを臨床にいかすには-
大郷 剛 先生

慢性血栓閉塞性肺高血圧症(CTEPH)は、肺動脈に生じる器質化血栓が原因。V/Qscanが診断に有用である。PAHでは、mottled patternといって血流シンチでもやもやとした像を認め肺の辺縁は明瞭に追うことができるが、CTEPHでは血流シンチで肺の辺縁が楔状に欠損する(wedge shaped detects)。

なので、wedge shaped detectsを認めればCTEPHを強く疑うが、実際には診断に苦慮する症例もある。
・sarcoma(tumor)
・vasculitis
・PVOD(pulmonary veno-occlusive disease: 肺静脈閉塞性疾患)など

器質化した血栓を画像上、pouch lesion, webs, slitなどとして認識できる。cone-beam CTでより明瞭に観察することができる。病変分類としては、
Ⅰa: webのみ(分岐部に生じることが多い)
Ⅰb: web+高度狭窄or閉塞
Ⅱ: web+slit
Ⅳ: slitのみ